登校初日に電車の中で、お休み中のおにいさんを、一筆描きしました。
その日の下校時に、校舎内の階段を降りたところで話しかけられました。
道をまだ覚えきっていないので案内してほしいというのですが、
僕のほうの公園を通る道は正式な通学路でなかったようで、逆に案内されたり…
なんやかんやで、次からも一緒に登下校することになりました。
はたして次の日、駅の待ち合わせ場所にいると、その子がやってきました。
「ごめん、待った?」
「僕のほうが早すぎたんだよ。」
登校始まってまもないうちに、いい友達ができました。